お金の教養フェスティバル、竹中平蔵氏の講演より - 和人VOICE

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お金の教養フェスティバル、竹中平蔵氏の講演より

先週の日曜日(2011年2月20日)、友人を誘って両国国技館で開催された
お金の教養フェスティバル』に参加してきました。

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何だか、お金の教養フェスティバルなんて聞くと難しい講演だと思うかもしれないけど、
講師の顔ぶれを見て下さい。

竹中 平蔵
橋本 顕愛
カン・チュンド
古田 敦也 / 泉 正人 (対談)

元プロ野球戦の古田氏がいます!

第一部では小泉内閣で経済財政政策担当大臣を務めた竹中平蔵氏が
”2011年、日本そして世界の経済を「読み解く」!”
と題した講演をしてくれました。


以下、講演で学んだ事

≪民主党政権が掲げる税と社会保障の一体改革の問題点≫

税と社会保障の一体改革ではなく”経済と財政の一体改革”を行わなければ意味がない。
何故なら、税と社会保障は財政の中の一部でありここだけを改革しても意味がない。
’増税は既定路線’となってしまう恐れがある。

消費税率を上げても税収が増えない事は歴史が証明している。
増税初年度は税収が増えてもそれがピークであり、翌年からは税収は減っていく。
デフレを脱しない限り”税と社会保障の一体改革”は不毛な議論だ。

民主党の中に『マクロエコノミックマネジメント』が出来る人がいないのは大問題だ。


≪未熟な政権交代≫

歴史的大勝利を修めた2009年夏の総選挙、自民党にNO!と付き付けた国民の意志により
政権交代が実現した。

が、そもそも政権交代する事が目的だった民主党にその後のヴィジョンは
ほとんどなかった。
竹中氏は日本の政権交代を未熟だと言っていた。

対してイギリスで起きた政権交代は成熟したものだと説明。
イギリスでも野党労働党の党首であったトニー・ブレアが保守党を破り
政権交代を実現。でも、その後の政策は日本とは大違い。

日本では自民党が積み上げてきた政策を民主党が全否定してしまった。
その最たるものが『普天間基地移設問題』だ。
『経済財政諮問会議』も廃止してしまった為に、民主党政権下では数々の
委員会が誕生する事になってしまった。

成熟した政権交代とはこれまでの政策にスパイスをかけて、自分が作った政策の
ようにしてしまうこと。
当初から、官僚に対して敵対心がった民主党は官僚の知恵を借りる事無く未熟な
政策運営を実行してしまった。
その結果、国民との契約である”マニフェスト”を次々と反故にしてしまった。

特別会計の組み替えにより17兆円の財源捻出は可能と言っていたのに、事業仕分けで
捻出できた財源は10分の1の1.7兆円に過ぎなかった。


≪普天間基地移設問題の真実≫

竹中氏が小泉さんに普天間基地移設問題について尋ねた事があったそうです。
結果から言ってしまうと、小泉純一郎とジョージ・W・ブッシュとのトップ会談で
日米合意が出来る寸前でした。
が、鳩山由紀夫がいとも簡単にそれを白紙に戻してしまった。

辺野古に2本の滑走路をどう造るかで周辺住民・日本政府・アメリカ政府との間で
何度も議論が行われました。
最後に小泉さんがこう言ったそうです。

『あとは、私とブッシュとで合意を取り付ける』

と。
それを覆したものだから、普天間基地移設問題の解決はしばらくないだろう。


≪株価が上がっても景気回復はまだ先≫

景気は回復していないのに、株価が高い不思議な状態が続いている。が、
これは不思議でもなんでもない。
日本の市場に見切りをつけた企業が海外の市場で売り上げを伸ばしているからだ。

パナソニックが2011年度の新卒採用1390人のうち、外国で採用する”グローバル採用枠”
を1100人にすると発表したのは記憶に新しい。
大学生の就職内定率の低さもここに原因がある。今後は、日本の新卒者だけでなく、
海外の学生とも就職戦線を戦わなければならない。


≪その他、印象に残った竹中氏の言葉≫

●与謝野馨と言う人は”与党”と”野党”の間で”謝る”人だ。

●民主党はマニフェストの呪縛から逃れない限り、迷走をし続ける。

●将来は誰もに公平に訪れるのだから、常に知識を高めておこう。

●新聞やマスコミの報道を鵜呑みにするな。


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